国吉ベレー できました。


国吉康雄 「少女よお前の命のために走れ」 


どんよりとした曇り空の下を 白い服の少女が巨大なカマキリから 逃げる 逃げる 走る 走る

「走れ」と国吉がいう。

「誰に?」「なぜ?」


この国吉康雄の絵には 答えがありません。

見た人が 考えていいのです。

考えてみた結果 やっぱりわからなかったとしても

以前より もっとその絵の印象が頭に残っていて

好きになっていました。

いまだに、どうして 少女が走らされているのか、

私には 答えがみつかりません。


この絵の中にでてくるモチーフをヒントに 様々な色の毛糸を 絵の具のように混ぜて

思いつくまま 描くように編んだベレー帽です。


出石町から 17歳で単身渡米した青年 国吉康雄。

彼が見ていた 川の流れる風景を同じように眺めながら 何を想う。。。。