「100万回生きたねこ」と みる吉さん


ミル吉でやんす。


母さん、なんで今日は爪が赤いんでやんすか?

くつしたはいたら おんなじでやんしょ?

変でござるね。

大人って。

ま、そんなことは おいらには関係ないでやんす。


母さん また あの絵本をよんでるでやんすね。

何回も 何回も あきないでやんすね・・・・

吾輩も 覚えてるでやんすよ。


「100万年もしなない ねこ

 100万回もしんで 100万回も生きたねこ

 100万人の人がかわいがって

 ねこがしんだとき 100万人の飼い主が泣いたのに

 ねこは 一回も泣きません。」

 て 母さんは読むんだ。

・・

今日も 母さんはさ、絶対泣くんだろっ。


「大好きな 白いねこがしんだとき

ねこは、はじめてなきました。

夜になって朝になって、また夜になって

ねこは 100万回もなきました。

ねこは 白いねこのとなりで しずかに

うごかなくなって

もう 生きかえらなかったって」


ここのページで ねこと一緒に

毎回 泣くんだろ。。

ほらね、今日もさ。

何回読んでも そこで 泣くんでやんすね。。

なんで?


母さん、みる吉も 何回も生きるんでやんすかね・・・?


みる吉には よく わからないでやんすよ。