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建仁寺で想う

京都最古の禅寺 建仁寺

開山は岡山にゆかりがあって日本に禅をもたらして、茶をひろめた栄西禅師。

800年も前からそこにあって、人々に禅の心を伝えています。○△□の書がありました。

これはなんぞや・・・禅のお寺とこの図形???

学のない私はそんなふうにおもったのですが、お寺の縁起のかかれた小冊子にこうありました。

○△□乃庭  

単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を、

地(□)水(○)火(△)で象徴したものとも言われる・・・・・

 

そうかぁ・・・

これ以上なにもそぎ落とすことができないくらいにシンプルな形をもって、

大きな宇宙を表しているんだぁ、、、

○△□と風。

書の中に風を表す図形はないけれど、余白はある。

枯山水のお庭も ただ目を閉じるだけでいつもそこに風はある。

 

情報があふれて ともするとその流れに翻弄されそうになるけれど、

目を閉じて 空っぽになって 静かに○△□と風を感じることができたら、

きっと、心が大らかに解き放たれるのだろうな。。。。

しがみついていたものとか思い込んでいたものから。

 

京都って 本当に奥深いなあ。。。。。

800年も前の人から 学ばせてもらえるなんて。