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放てば手にみてり


朝、すごく早く目が覚めます。

こういうところ、たぶんもう歳が影響しているのでしょうね。。

健康、老化。。

白髪も増えましたし、子供を産んでから衰えも感じますし。ときおり来る 睡眠の乱れは 「わたし」の乗り物である「今生の体」の特徴なのでしょう。

 

すべて 20年前とも変化しています。

 

そりゃ、そうですよね。

出産して子供を育てるって 思うより気持ちも体力も使います。

いろいろと小さいことだって思い悩む日々。。。

妹が生まれたときの、お姉ちゃんのやきもち、、赤ちゃんがえりの時は育てにくかったな。

姉妹に同じだけ愛情をそそいでいるつもりでも、どうしてもお姉ちゃんに厳しくしてしまう。

叱りすぎて自己嫌悪になってしまうこともしばしばでした。

一番近くにいる お母さんのこの想い。

お父さんはちゃんとわかってくれるのかな。。といつも思っていました。

 

「今日は、どうだった?

 いやなことはなかった?

 よく、やってるよ。

 ありがとうね。」

 

あのころの「わたし」が、旦那さんから聞きたかった言葉。笑

 

毎日、お仕事を家族のためにしてくれて、本当に感謝しているけれど、

それがないと、今の生活もなかったけれど、

それでも、やっぱりこの言葉をいつも待っていたなあ。。。。

 

さあ、あれからもうすぐ20年。

娘の成人式ももうすぐです。

 

今思えば 早かった。。。

私たち家族の20年。

 

それぞれに いろいろなことを 乗り越えてきたね。

 

やさしく つよく 楽しい人にそだってくれました。。

こんなぼけてるとこ満載の母と 強く、ときに強すぎやで~、でもほんとはやさしい父の

それでもあたたかい愛情を 

素直にうけとってくれて ありがとう。

私たちの 子供に生まれてくれて ありがとう。

 

自立

 

つらいことがあった時に

この言葉を贈ります。

 

「放てば手にみてり」

 

禅のことばです。荷物も両手いっぱいにもっていては 次の一つがもてません。

気持ちもそう。悩み事をいっぱいいっぱいかかえてしまわないように。

この世の中のいろんなことは、日々刻々と変化して、まるで大空の雲のよう。

そして、悩んでいるできごとだって、その相手や出来事は

川の流れのように 移り変わっているものよ。

「ない」ものと一緒。

「空」のように実体もなにもないと思ってみて。。。

 

だから、「放す」こと。

そうね。忘れることができないとしても、すこし遠くになげることはできるでしょ。

「ええい」って。

「そんなこともあったよなあ。」

握りしめておかないで、ほかのことに集中してみたり、、、。

今までそのことで頭がいっぱいになっていたところに

「余白」ができた途端にね。

ほかの楽しみや、ほかの人々や、自分に必要ななにか。。。

それが、「みてり」。「満ちて」来ると思うよ。

 

不思議だけれど、きっと真実。

 

やってみてね。

大人になった君たちへ。